貞応元年(1222年)に安房国に生を享け、
善日麿(ぜんにちまろ)と名づけられた
のちの日蓮さんは、十才となり、
ご両親から離れて、清澄寺というお山に入りました。
お寺ではどのような日々を過ごされたのでしょうか。
象徴的なことがありました。
十二才のときに、お寺のご本尊様に
つぎのようにお願いをされました。
どうか私を日本一にしてください、と。
バツグンになりたいというのは、どのような
ご心境だったのでしょう!!
ご本尊の虚空蔵菩薩は、結願の日になり、
望みどおり、日蓮さんに智恵の宝珠を与え、
それからというもの、あらゆる経文をみるにつけて、そのほとんどを理解できるようになったんですって。